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自分の地域の”昔話”を探してみる 田子町編【橋のきつね】

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jinbee-essays-in-idleness.hatenablog.com

 

【橋のきつね】

 ある地区には、田んぼを行き来するための橋がいくつもあるという。

 その中で山に近い橋には「きつね」が出るという噂があった。

 
 「ある村人が農作業をしていると、無人の自転車が橋を横切るのを見た」
 そういった不思議な噂が数多くあった。
 
 ある夏の日のことである。
 夕暮れ時に村人が橋の近くの田んぼで作業していた。
 用水路の整備をしながら、夏の夕暮れの涼しさを感じていた。
 
 ふと道の方を見ると、誰かがこちらに走ってくる。
 遠くいた時には分からなかったが、友人のように思えた。
 
 顔が確認出来る距離になると、村人は、走ってくる友人の顔に驚いた。
 物凄い形相で、目も血走っている。なにかあったのだろうか? 
 
 走りながら、こちらにどんどん近づいてくる。
 村人は、声をかけてみた。
 「おい!」
 しかし、友人は反応もせず、表情は変わらない。
 こちらを見ようともしない。
 
 あいさつをすれば、すぐに返してくれるような陽気な男だったが、村人は「これは何かある」と心配になった。
 
 男が向かっているであろう先を見ると、橋の上にきつねが一匹佇んでいた。
 ゆっくりと友人を見つめながら、 ゆっくりゆっくりと尻尾を左右に振っている。
 
 「これは化かされているだな…」村人はそう思った。
 
 走ってきた男が橋まで来ると、先ほどまでいたきつねの姿は消えていた。
 
 「おめぇはなにを見たんだ?」
 橋まで走って来て、何かを探す素振りをみせる友人に声をかけてみた。
 
 「いや、ここさ。この世のものとは言えない美人がいて、ここまで来なければと思って、走ってきた」
 
 きつねは、人間に幻覚を見せると言う。
 きっと友人も幻覚を見せられ、化かされたのだろうと二人は笑いあった。
 

考察

 こちらも”落ちが弱い”話なんですが、面白い話です。
 
 前の投稿で書きましたが、きつねは、”妖気のようなもので人を幻惑する”。そんなものにあてられた人の話ですね。ちなみにですが、”たぬき”だと村人にも美人の姿が見えるそうです。
 美人を走って見に来るって…いやー、なんだかそんな化かされ方をされたいような、されたくないような。何か心の隙間を狙われたような話ですね。
 
 この話のキーポイントなりそうなものは、『橋』。生活基盤として水路が活用されてきた当初から、生活に必要なものです。我が国においては、水害や用水路の関係から橋をかける技術は、大切にされてきました。
 
 技術が向上し、昔よりも橋をかけることが容易になった現在ですが、『橋』というものに対して、私たちは特別な感情があるのかもしれません。
 話の中に「美人」が登場しますが、橋にまつわる民間信仰として、「橋姫」も有名です。『橋』における往来を把握し、また、その外の世界と町を監視する役目を果たす守り神が「橋姫」という民間信仰ですが、そういったものと”きつね”という二つが混じったような話ですね。
 
 きつねと橋の伝承などは、全国各地に話が残っているそうです。田子町のこの話もリンクするのではないでしょうか?。
 
 橋の上の美人には、ご用心!
 

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<記事リンク>
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もののけキャラクター 総集編

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○自分の地域の”昔話”を探してみる 田子町編 リンク先(2016年7月11日現在)

jinbee-essays-in-idleness.hatenablog.com

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